
【海外の反応】「外国人斬って出世した?」海江田信義に対する世界の声
海江田信義(かいえだ・のぶよし)は、薩摩藩出身の武士でありながら、幕末に外国人殺傷事件(生麦事件)に関与。
その事件を発端に薩英戦争が起こるなど、まさに時代を動かす“引き金”の一人でした。
しかしその後、彼は明治新政府で重職に就き、子爵に叙されるなど、異例の「出世街道」を歩みます。
では、そんな波乱の人生を現代のネット民が知ったら――どう反応するのか?
ここでは、海外の反応のコメント23選を、英語原文+訳+訳注付きでお届けします。
【海江田信義 海外の反応 23選】
1. “Japan had samurai
actually
killing foreigners in the 1800s!?”
「19世紀の日本、外国人をガチで斬る侍がいたのかよ!?」
訳注: 1862年、生麦事件でイギリス人を斬殺。これが国際問題となる。
2. “He sliced a British guy for walking in front of a daimyo. That’s ancient GTA wanted stars.”
「大名行列の前通っただけでイギリス人を斬るとか、GTAレベルの指名手配だわ」
訳注: 当時、大名の行列を横切る行為は“死罪相当の無礼”とされていた。
3. “He caused a war and still got promoted?!”
「戦争のきっかけ作っておいて、出世したの!?」
訳注: 生麦事件後、薩摩藩はイギリスと開戦(薩英戦争)。海江田はその後、政府高官へ。
4. “No trial, no prison, just titles and medals. That’s the dream.”
「裁判も牢屋もなくて、勲章と肩書ゲット。これが理想のキャリアパス?」
訳注: 明治期には子爵・元老院議官・枢密顧問官などに任命された。
5. “He would’ve been cancelled five times over today.”
「現代なら5回は炎上してる」
訳注: 外交問題を引き起こしたにもかかわらず、処罰はなく昇進。
6. “The British guys ignored Japanese customs, though. Kind of their fault.”
「とはいえ、イギリス人側もマナー完全無視だったしな」
訳注: 被害者側も、日本文化に配慮のない振る舞いをしていたことが争点に。
7. “He studied under Fujita Toko? Makes sense now.”
「藤田東湖の弟子?そりゃ攘夷思想ガチ勢だわ」
訳注: 水戸学派の思想家・藤田東湖の門下として尊王攘夷に傾倒。
8. “This guy’s life arc is pure anime. Assassin to aristocrat!”
「暗殺者から華族へって、もうアニメの主人公じゃん」
訳注: 弟は桜田門外の変の実行犯。家族ぐるみで幕末史の中心にいた。
9. “Satsuma literally fought Britain over him. Wild.”
「海江田のせいで薩摩とイギリスが戦争って、激しすぎ」
訳注: 薩英戦争(1863)は生麦事件の報復として発生。
10. “Then he helped with the peaceful surrender of Edo Castle? Plot twist!”
「で、江戸城の無血開城にも関わるの?急に平和主義キャラ?」
訳注: 戊辰戦争時、東征軍の参謀として江戸開城を交渉。
11. “From bloodshed to bureaucracy. True Meiji vibes.”
「斬ってた侍が官僚に。これが明治クオリティ」
訳注: 幕末の剣士たちは多くが明治政府の中核へ。
12. “Buried in Aoyama Cemetery? That’s like VIP lounge for history bros.”
「青山墓地って歴史セレブの最終着地点だろ」
訳注: 青山霊園は政財界の大物が多数眠る名所。
13. “From killer to cabinet minister. What a résumé.”
「殺人から顧問官へ。すごい履歴書だ」
訳注: 幕末の“修羅場”経験が、明治政府で重用される背景になった。
14. “No record of remorse. Just medals. Samurai energy.”
「謝罪の記録なしで勲章もらうとか、侍マインド全開」
訳注: 公的に謝罪をしたという記録はない。
15. “Netflix series when? I’d binge that so hard.”
「この人生、Netflixでドラマ化まだ?絶対イッキ見する」
訳注: 波乱と転身に満ちた人生はドラマ向き。
16. “He pretty much sparked international conflict with a sword.”
「刀一本で国際紛争起こすとかスケールでかすぎ」
訳注: 生麦事件は世界的に注目された外交危機。
17. “He had no chill and all the honor.”
「落ち着きゼロ、名誉全振り」
訳注: 行動は過激でも、忠義を貫いた男。
18. “Imagine your mistake causes a war and you get promoted.”
「自分のやらかしで戦争になって、昇進するってどんな世界?」
訳注: 海江田の出世は、現代の感覚では想像しがたい。
19. “Was he Japan’s ultimate fixer?”
「彼って日本最強の“問題解決人”だったのか?」
訳注: 暴力・戦争・交渉…すべてを渡り歩いた交渉人的存在。
20. “He didn’t die in battle? Just… of age?”
「戦死じゃなく老衰って、意外すぎる幕引き」
訳注: 1906年、枢密顧問官のまま75歳で死去。
21. “He’s the reason you look both ways before crossing a daimyo.”
「大名行列の前は左右確認って、海江田からの教訓だな」
訳注: 生麦事件の教訓は「異文化理解の大切さ」。
22. “He was a sword, then a seal. From steel to statesman.”
「刀から印章へ。武から政へ。」
訳注: 明治では枢密顧問官=最高の政策ブレーンとなった。
23. “I want a T-shirt: ‘Slash First, Apologize Never – Kaieda’”
「“まず斬る、謝らない – 海江田”Tシャツ誰か作って」
訳注: 尊王攘夷時代の倫理観を象徴するキャッチフレーズ。
【あとがき】
海江田信義の人生は、“正義”と“暴力”の境界線を絶えず行き来する軌跡だった。
彼の存在を「英雄」と呼ぶか、「問題人物」と呼ぶかは、時代と立場によって大きく異なるだろう。
だが一つ確かなのは――
彼の行動が、時代を動かしたという事実だけだ。
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