幕末志士(ばくまつしし)とは、主に日本の幕末時代(1853年から1867年頃)に活躍した政治活動家や思想家、武士、志士たちを指します。この時期は、尊王攘夷思想が流行し、江戸幕府の衰退とともに、明治維新に向けた動きが活発化した時代であり、志士たちは国の未来を考え、改革や討幕運動に取り組みました。
幕末志士の中には、坂本龍馬や西郷隆盛、吉田松陰や高杉晋作などが含まれ、彼らは新しい日本の形を模索し、外国勢力に対抗するための思想や行動を展開しました。彼らの活動は、明治維新の実現に大きな影響を与え、日本の近代化の基盤を築くこととなりました。
また、志士という単語には、私事ではなく心身ともに国家大義に従事しているという意味が含まれているため、幕末に私心なく広く国事に殉じた者たちのことを誰でも幕末志士と呼ぶことがあります。
そのため、書籍によっては、勝海舟など完全な討幕派といえない人物や、新撰組などの佐幕派の人物のことも、広義に幕末志士と呼称することがあります。
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